【住宅塗装の時期】
外壁塗装・屋根塗装は10年以内が目安です。外壁塗装は、住まいの景観を美しく保つといった役割だけでなく、雨や風、紫外線、砂、埃など、家の外の様々なものから建物を守ってくれています。ただし外壁塗装には寿命があり、一度塗ったら一生お家を守ってくれるというわけではありません。 戸建ての外壁塗装の塗り替えは、新築から約10年~15年で必要とされています。しかし10年を経過した頃には、さまざまな劣化症状がみえてくるケースが多いです。そのため、大切なお家を長持ちさせるためには、劣化が軽い時期7年~10年ごとに塗り替えを行うことをおすすめします。 特に長野県は、標高が高いため太陽が近く、紫外線を強く浴びたり、湿度が高い場所に建っていたりする家も多くあり、外壁の劣化が進みやすいエリアです。以下の劣化症状がみえたら塗り替えや補修のサインですので、参考にしてください。
【外壁塗装の劣化症状】
①「色あせ」 紫外線の影響で塗膜の色があせてくる
②「チョーキング」塗膜成分が劣化して白い粉(顔料)が露出する
③「カビ・苔藻の発生」雨や結露で塗膜が弱って水を吸い込むと、カビや苔、藻が発生する
④「雨が降ったあとの濡れ跡が目立つ」撥水性の低下により排気ガスやホコリ等が外壁に付いて雨によって汚れが洗い落とされ、跡として発生する
⑤「塗装表面のひび割れ」紫外線などの影響によって壁が収縮や膨張を起こすことで、外壁の表面にひび割れが発生する
⑥「シーリングのひび割れ」サイディングの継ぎ目のゴム状の充填剤が硬化してひび割れている、裂けている
⑦「塗膜の剥がれ」塗膜が外壁から剥離した状態である
⑧「雨漏り」経年劣化によるひび割れや縮んだシーリングのわずかな隙間から雨水が浸入してくる
【屋根塗装の劣化症状】
①「色あせ」紫外線の影響で塗膜の色があせてくる。特に南向きの屋根は紫外線を直接受けるため色褪せが目立つ ②「苔や藻の発生」雨や結露で塗膜が弱って水を吸い込むと、カビや苔、藻が発生する
③「屋根材のひび割れ」常に乾燥収縮を繰り返し、冬には含水した水分が凍結してしまうこともあるので、耐用年数が近づけば非常に脆くなって割れやすくなる
④「板金が錆びている」金属類は長年の間、太陽光や風雨を浴びていると錆てくる
